吸込仕事率と集じん能力

「吸込仕事率」とは?

掃除機を選ぶ上で、必ず誰もがチェックする「パワー」。掃除機のパワーとは、一体どのようなものなのでしょうか?

 

お店でクリーナーのパワーを測るときに、みなさんがやっている方法は、掃除機のパイプを外し、ハンドル部分を手で抑えて、吸い付きをチェックするやり方がほとんどですよね。

 

実はこの方法は、ほとんど意味がありません。

 

なぜなら、手元部分は非常に狭いので、強く手に吸い付くのがあたりまえだからです。

 

吸込仕事率の測定方法

 

上の画像は、All Aboutのサイトよりお借りした、「吸込仕事率の測定方法」の図となります。
出展:http://allabout.co.jp/1/218482/1/product/218482.htm

 

この図を見ていただくと、確かに吸込仕事率の測定は延長管パイプから入ってくる空気の強さを測っていますので、吸い付きの強さ=掃除機のパワーということが言えます。

 

ただし、図をもう一度ご覧いただくと、実はこの測定方法は、掃除機にとってもう一つ大事なパーツである「ヘッド」が付けられていません。ヘッドというのは実際に掃除をする際、床のゴミを適切にかき出したり、吸い込んだり、寄せてきたりと、重要な役割をする部分になっています。

 

ですから、同じパワーを持っている掃除機でも、ヘッドの違いでゴミのとれ方に差が出てくることになり、それが各メーカーの「フロアブラシ」「エアタービンブラシ」「パワーブラシ」として異なるヘッドをつけているということに繋がっていくわけです。

 

集じん性能とは?

 

吸込仕事率とは別に、特に欧米のメーカーが好んで表記するパワーを表す目安として、「集じん性能」というものがあります。こちらは、測定方法としては下記の図のようになります(こちらも、All Aboutの図です)

 

集じん性能の測定方法

 

集じん性能は、決められたゴミのサンプルを、クリーナーヘッドをつけて実際に掃除した結果の数字ということで、吸込仕事率よりも具体的な測定方法と言えるのではないでしょうか。

 

「欧米のメーカーが好んで表記する」というのはどうしてかというと、国内メーカーの掃除機よりも欧米のメーカーのほうが集じん性能が高い数字が出るからということもありますが、本体の吸込仕事率はどちらも変わらないのに集じん性能が差があるというのは、欧米のメーカーはじゅうたんなどにも特に強いヘッドが多くなっており、集じん性能が高いことを「パワーが強い」といい、逆に国内メーカーのクリーナーは軽く、動かしやすいヘッドを目指しているため、集じん性能はあまり高く出ず、吸込仕事率を表記して「パワーが強い」ということにしているわけです。

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